Illustratorでは、PSD・EPS・TIFF・JPGデータなどの画像を配置することができます。
今回は、あらかじめ作成された写真枠内に画像を配置する方法をご紹介します。
クリッピングマスクを使う
クリッピングマスクは、決まった枠内に画像などを配置する場合に使用します。
配置したい画像を選ぶ
メニューのファイル>配置を選択し、配置したい画像を選びます。
「リンク」にチェック
画像選択の際、「リンク」にチェックを入れます。
画像を配置する
まずは、適当な場所に画像を配置します。
「選択ツール」を選択し、写真枠と重なるように画像を移動します。
写真枠を「前面」に、画像を「背面」にします。
メニューのオブジェクト>重ね順>背面へを選択します。
※ショートカット
背面へ=Mac:command+[ Win:Ctrl+[
状況に合わせて、「最前面へ」「前面へ」「背面へ」「最背面へ」のどれかを選んでください。
クリッピングマスクを使用する
写真枠と画像の両方を選択します。Shiftキーを押しながら、「選択ツール」で両方のオブジェクトをクリックするか、または、ドラッグして選択します。
メニューのオブジェクト>クリッピングマスク>作成をクリックすると、画像が写真枠内におさまります。
※ショートカット
作成=Mac:command+7 Win:Ctrl+7 解除=Mac:command+option+7 Win:Ctrl+Alt+7
画像が写真枠内におさまりました。
画像サイズを調整する
サイズを調整していない画像の場合、写真枠よりも大きすぎたり、小さすぎたりしますので、イラストレーター上で大きさを調整します。
「ダイレクト選択ツール」で画像だけを選択します。
「拡大・縮小ツール」で大きさを調整します。
画像のサイズが調整できました。
※あらかじめ、Photoshopなどで写真枠サイズと画像を近いサイズに調整しておくと作業がしやすくなります。
まとめ
llustratorに画像を配置するポイントは…
◎Photoshopなどで任意のサイズにリサイズしておく
◎画像を配置した後、クリッピングマスクで任意のサイズにおさめる
◎画像を配置してillustrator上でサイズを調整する
また、配置される画像は、「リンク」「埋め込み」の2種類で管理します。
作業途中は「リンク」で進め、最終データが完成した際に「埋め込み」をした方が作業がしやすいかと思います。
今回ご紹介した内容よりも、もっと正確に効率良く進める方法があるかと思いますが、まずは、適当でも良いので画像を配置することができれば、次のステップにも進みやすくなりますので試してみてください。