Photoshopは、撮影した写真を加工したり、画像や文字を使ってWebページやバナーをデザインしたり、水彩画や油絵のような手描きのタッチをデジタルで表現することができる画像編集ソフトです。
今回は、Photoshopの「自動選択ツール」を使用して、画像を切り抜く方法をご紹介します。
自動選択ツールを使う
編集したい画像を開く
Photoshopを起動し、ファイル>開く から編集する画像を開きます。
レイヤー名を変更する
レイヤーパネルで「背景」レイヤーをダブルクリックし、レイヤー名を任意の名前に変更して「OK」をクリックします。
※レイヤーパネルが表示されていない場合は、ウィンドウ>レイヤー を選択します。
※開いた画像のレイヤー名が、「背景」でない場合は、そのままで問題ありません。
自動選択ツールを選択する
ツールパネルから「自動選択ツール」を選択します。
オプションパネルを設定する
オプションパネルで、以下のオプションを設定します。
※例として、「新規選択」、「許容値 : 32」、「アンチエイリアス : オン」 、「隣接 : オン」に設定します。
※許容値を低い値に設定すると、クリックした場所の色に近い色のみが選択されます。 高い値を設定すると、より広い範囲の色が選択されます。
選択範囲
A「新規選択」、B「選択範囲に追加」、C「現在の選択範囲から一部削除」、D「現在の選択範囲との共通範囲」から選択します。
許容値
選択したピクセルのカラー範囲を決定します。ピクセル単位で 0 ~ 255 の値を入力します。許容値が低いと、クリックしたピクセルに非常に近いカラーが選択されます。許容値が高いと、選択されるカラーの範囲が大きくなります。
アンチエイリアス
滑らかなエッジの選択範囲を作成します。
隣接
同じカラーを使用している隣接領域だけが選択されます。指定しなければ、画像全体で同じカラーを使用するピクセルがすべて選択されます。
全レイヤーを対象
表示されているすべてのレイヤーのデータを使用してカラーが選択されます。オプションのチェックを外すと、自動選択ツールは、アクティブなレイヤーのカラーだけを選択します。
消去したい部分を選択する
消去したい色をクリックします。
選択されなかった消去する部分がある場合は、以下のいずれかの操作を行い、選択範囲に追加します。
選択範囲が追加されました。
※必要に応じて、「なげなわツール」、「多角形選択ツール」、「マグネット選択ツール」などの他の選択ツールを使用して選択範囲を修正します。
切り抜き画像の完成
選択範囲の修正が完了したら、Deleteキーを押すか、編集>消去 を選択します。
選択した色が消去され、画像が切り抜かれた状態になりました。
まとめ
今回は、Photoshopの「自動選択ツール」で画像を切り抜く方法をご紹介しました。
実際は、もう少し細かな作業をして、別の画像と合成をしたりします。今回ご紹介させていただいたものは、切り抜きの最初のステップぐらいに考えていただけたらと思います。
画像を切り抜く方法は他にもいろいろありますので、ご自身でも、使いやすい方法をいろいろと試してみてください。